四季星彩

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星・天文に関係する日々の記録

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カルバー46cm望遠鏡を掲載したなら山本一清博士のゆかりの地、京都大学 花山天文台も行きたくなってきます。丁度「京の夏の旅キャンペーン 文化財特別公開」の一環で 京都大学 花山天文台が一般公開されています(~9月30日まで)。
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期間中、京都地下鉄東西線東山駅から無料のバスが出ています。バスは東山ドライブウェイに入り、正門前が終点となります。
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門柱の表札。

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緑銅色が非常に美しいです。
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私見ですが、ドイツ ポツダムにあるアインシュタイン塔(1920~)にも少し雰囲気が似ているところがあるかと思いました (但し、山本博士がアインシュタイン塔を訪れたという事実は無いようです(単に調査不足かもしれません)。代わりにアインシュタイン塔の主任であったE.フロインドリッヒ博士が花山天文台建設開始前の1926年に来日しているようです:天界1940年第235号)。花山天文台は1927年に建設が始められ、1929年10月に開所しました。
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CarlZeiss45cm屈折望遠鏡(1969~)。山本氏は1959年に急逝されているため、この望遠鏡は見ていません。
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ドームは川崎造船が製作しました。10月開所より7か月遡り昭和四年三月と記載があります。
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もともと英クック30cm屈折望遠鏡(1927年輸入、1929年現地に設置)が導入されていました。そのレンズが、すぐ近くの歴史館の方で展示されています。
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この歴史館ですが、もとは子午線館として1929年10月12日に開館したとのことです。中央に車輪がついたやぐらがありますが、これが左右に動き天井が開閉されます。
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現在、観測位置には、ファウス製子午環が設置されています。天井が開口された状態です。今は、ガラスが入っています。
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by Starlight_365 | 2017-07-18 22:30 | ◆公開天文台 | Comments(0)
先月、科博にて京都帝国大学の天文学者山本一清博士(1889/5/27(M22年) - 1959/1/16(S34年))に関わる講演がありました。講演内容の重要な一アイテムである英カルバー46cm望遠鏡が天体望遠鏡博物館にあります。
1927年(S2年)に購入し、1929年(S4年)から1934年(S9年)まで花山天文台に据え付けられていました。当時東洋一の口径の望遠鏡であったとのことです。
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山本博士は1938年(S13年)に退職したのち、1942年(S17年)自宅に私設の山本天文台(田上天文台)を開設し、このカルバー望遠鏡はこちらに移設されました。
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イギリス天文協会をフィールドとして活躍をされたウォルター・グドエーカー氏より譲り受けた望遠鏡(引用元HP)で、イギリスの緯度(北緯51度以上)で設計されていました。花山天文台は北緯35度で緯度差があるため、15度以上の緯度差を補正するのに架台部全体を南側に持ち上げ(写真の後ろ側)、北側(写真手前側)に前のめりにして使用されていたとのことです。補強のバーが見えます。
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by Starlight_365 | 2017-07-17 23:15 | ◆公開天文台 | Comments(0)
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上野の国立科学博物館にて「近代天文学史の宝庫:山本天文台を探検する」の講演に参加しました。無料(入館料は有料:リピーターズパスが便利)の講演のため誰でも気軽に入れます。
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テーマによって参加したりしなかったりですが、今回は普段より多くの方が参加されていたようでした。遠く四国・関西から来られた方もおられ、山本一清氏の人気はいまだに続いています。
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山本一清氏のプロフィールから始まり、自宅の天文台の話(特に天文台構造、書斎の六角形回転テーブル)、貴重な資料の数々、はく製を利用した南天星座(巨嘴鳥、サソリ)の紹介、3回の皆既日食観測、水沢観測所との縁、Shapley氏(1885-1972:ハーバード天文台長)との親交、京大花山天文台セミナーハウス、ミュージアム構想のお話でした。
Shapley氏が一清氏の天文アマチュアとの関わりに関して刺激を受け、天文同好会Bond clubを設立し、その機関紙がSky&Telescopeになったとのことです。今ではゴシック体になった「Sky」の文字ですが、その由来はSky&TelescopeのHPにも載っておらず、かつての筆記体の「Sky」はShapley氏の直筆だったということは、個人的に大きな発見でした。
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by Starlight_365 | 2017-06-18 11:57 | ◆イベント | Comments(0)
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