四季星彩

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星・天文に関係する日々の記録

Sky Quality Meter : SQM その2

Unihedron社のHPには、世界各国のSQMによるデータベースがあります。

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                                                         (クリックで拡大)
 こちらのデータによると、一番暗い数値は、23.27等級だそうです。ちょっと信じられません。目立ちたがり屋なのでしょうか?
 
 私のデータでは、2009.9.22オーストラリアの砂嵐にて、ストームの中で取得した23.42が最高の暗さです。当然、星は一つもなく、砂塵で目先真っ暗。どんなに暗順応させても物の形は見えませんでした。従って、星が出ている状態で23.27等級が出るのは疑わしいです。もしかしたら、下向きに計測したのでしょうか?

 ノーマルSQMで計測できる最暗値はいくらになるのでしょうか?ちょっとデータ処理をしてみました。

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 Unihedron社に集まったデータをプロット(累積分布)したのが左のグラフです。21.7,8等級あたりから急激に値が増えています。
 それ以上は、信頼性が低そうにみえます。

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 次に20.3等級より暗い数値の分布を示したのが次のグラフです。
 21.1~21.9等級あたりの分布が一番多いようです。それ以上はごく少数派であることがわかります。

 統計処理で偏差値60(σ=68.3%)になる値を求めると、21.80等級相当となりました。

以上から、ノーマルSQMで得られる一番暗い等級は21.8等級だと推定します。


2011.1.10追記
 自分で書いておきながら、やっぱり、上記推定方法はイマイチです。なぜなら偏差値相当で判断するならデータは正規分布であることが前提となります。しかし、21等級より明るいデータがだらだらと続いています。もう少し、手法を考えてみたいと思いますが、22.0~21.8等級近傍が限界値であることは上図からわかるかと思います。

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by starlight_365 | 2011-01-04 02:31 |  ・Sky Quality Meter | Trackback | Comments(0)
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