四季星彩

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星・天文に関係する日々の記録

岐阜天文台 ★ニコンの望遠鏡がある施設★

財団法人 岐阜天文台
【地図】

【衛星写真】Googleマップ

 名神岐阜羽島ICからほぼ真北に7km程走ったところに、本施設はあります。すぐ近くに大学があるものの、濃尾平野を見渡せる程広々としたした場所にあります。
 毎月第1・第3土曜日に天文台の一般公開が行われており、第3土曜日の方は、天文教室も開かれています。岐阜市科学館等と連帯してスタンプラリーなども催されており、地元の熱心な小学生が通う姿が見られました。
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 今回紹介する鏡筒は、架台部の銘板より、大阪万博の余韻が残る1971(S46)年1月の設置で、HP中、岐阜天文台 沿革によると翌2月に岐阜天文台開台式が行われました。
 本施設の鏡筒は、量産を予定していたと考えられる屈折鏡筒としては最大口径の25cmで、五藤光学に2年遅れ(1969年:京都市青少年科学センター25cm屈折導入)で登場したこととなります。
 残念ながらこの25cmは、最初で最後の唯一の鏡筒となっています。
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      主鏡筒スペック:
        口径25cmセミアポクロマートレンズ 1/4波長内 焦点距離 3750mm 口径比 f15 
鏡筒長が4520mmあるため、いままでの15cm、20cm用ドームとは一回り、二周り広かったです。ドーム径を聞くのを忘れましたが、直径6mぐらいあるのでしょうか。
 架台部も本鏡筒専用設計で、岐阜天文台の方のお話では、30cmクラスも対応できるスペックだったとのことです。
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右側面 サブスコープは、10cmf10
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  K40mm(見掛け視野45°)がついていることから、x25ファインダー相当。可変暗視野照明となっている。
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左側面  ウエイトは、ねじ込みタイプではなく、一体物のデザインとなっています。また、小ウエイトが鏡筒側面に多数つけられています。
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アストロカメラ。見ての通りデジタル対応でないため、飾りとなってしまっています。Nikon1がつけられれば、WiFiでiPadに飛ばしてリアルタイムに画像を見ることが出来たりするのかも知れません。
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接眼部周りの写真。15cmに採用されている小バヨネット(黒色の接眼部根元)は共通ですが、さらに20cm同様大きなバヨネット(灰色部)が用意されており、2段になっています。 15cm、20cmに採用されているバヨネット(黒色の接眼部根元)は共通ですが、さらに大きなバヨネット(灰色部)が用意されており、2段になっています。(2013.12.23修正)。ラック・アンド・ピニオン部の機構も15cm、20cmクラスとは異なります。
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手元で赤緯目盛りが読めるように、小型ファインダーがついています(赤丸部)。これも15cm、20cm(バルーンようかに有りました。2013.12.23修正)クラスには無い仕様です。
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手元部には4つのノブがあります。1:アストロカメラシャッター開閉ハンドル 2:対物キャップ開閉軸 3:赤緯クランプハンドル 4:虹彩絞可変ハンドル
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「虹彩絞可変ハンドル」にお気づきでしたでしょうか。そう、この鏡筒には虹彩絞りが採用されているのです!可変範囲10-25cm(f37.5-15)になるのです!10cmに絞った状態
 絞り枚数は数えたところ、奇数枚の15枚でした。
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25cmフルアパーチャー状態。
 さらに、Deepなニコンマニアの方はお気づきでしょうか? 『NIKKOR』という文字に。先の鴻巣児童センターの15cmにはそのような刻印は有りませんでした。
 とある知人の指摘により、これは最大最長のニッコールレンズ(カメラレンズ風にいうなら3750mm f/15というところでしょうか)ではないかと。Deepなニコンマニアは岐阜天文台詣をしないと、真のニコンマニアとは認めてくれない日が来るかも知れません。

 では、なぜNIKKORという名称を冠することができたのか?やはり、虹彩絞りが採用されていることが、カメラレンズと同じと考えられた所以なのかも知れません。
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K-80 こんな長焦点アイピースがあるとは知りませんでした。大きい方のバヨネット(灰色部)に取り付けます。これも世の中に片手の指ほどにも無いでしょう。
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刻印は「2501」。次の口径25cmが登場するまで、新設計となった1990年代まで待たなければなりません。
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                             架台部の銘板

残念ながらリンク先は終了しました。 2016.11.22
ニコンHPに岐阜天文台の詳しい説明が掲載されています。(English)
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by starlight_365 | 2013-02-11 22:21 |  ・ニコンの望遠鏡 | Trackback | Comments(0)
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