四季星彩

astro365.exblog.jp

星・天文に関係する日々の記録

天体望遠鏡博物館 その1 ★ニコンの望遠鏡がある施設★

天体望遠鏡博物館 
【地図】

【衛星写真】Googleマップ
 金比羅銭形砂絵等がある香川県の地に、今年3月、世界初の天体望遠鏡を専門に取り扱う博物館がオープンしました。大阪からだと約180kmあるので、ちょっとした小旅行になります。
e0208718_22442016.jpg
天体望遠鏡博物館
e0208718_22431576.jpg
明石海峡大橋  大阪方面から自動車で行く場合は、世界最長の吊橋を堪能するコースを選ぶと良いでしょう。
e0208718_22462743.jpg
日本標準時子午線が通っている明石市立天文科学館を望む。
e0208718_2312232.jpg
香川県はコンビニエンスストアーよりうどん屋が圧倒的に多く、今回3軒寄りました(写真は2軒分。Cloudy Nightsのforumで、またnoodleかと指摘されそうですが、うどん、そばなどは日本の昔ながらのファーストフードで、当地ごとに異なる味付けを楽しむ文化を持っています)。
e0208718_23171834.jpg
博物館入り口にかけられた木製の看板。
e0208718_23292556.jpg
大型望遠鏡用の建屋には11cm屈折、15cm屈折、20cm屈折2台(1台は架台のみ)が有ります。
e0208718_23374534.jpg
11cm屈折赤道儀 f15(公称焦点距離1650mm、実測1658mm)。戦前の1933年に東京大学三鷹天文台向けに1台目を設置し、本号機は2台目とのことです。国立科学博物館の20cm屈折赤道儀が1931年なので、それの2年後に製造した望遠鏡となります。ニコン75年史にこの望遠鏡の記録が見当たらないです。
e0208718_002549.jpg
デザインは、20cm用をスケールダウンしたスタイルとなっていますが、赤丸部分などは異なっているようです。赤経軸を回転させるに当たり、20cmはギアをかませてオフセットさせた位置にハンドルを持ってきていますが、本品は直接極軸上にハンドルが設けられています。また、戦後の名古屋市天文台、明石天文科学館の15cm屈折赤道儀も、同じ仕様を踏襲しているようです。

以下特別許可を頂き、近接で撮影させて頂きました。
e0208718_0122236.jpg
赤緯軸目盛環です。
e0208718_214492.jpg
目盛環の分解能表示が刻印されています。「DIVIDED TO 1 DEGREE & REDING BY VERNIER TO 5 MINUTES」 ’’READING’’とすべきを’’REDING’’と誤刻印されているようです。
e0208718_0433345.jpg
赤経軸側の分解能表示です。「DIVIDED TO 5 MINUTES & READING BY VERNIER TO 20 SECONDS」
e0208718_0512845.jpg
180°反対側には、NIKKOの刻印があります。
e0208718_131846.jpg
対物レンズです。まだノンコートの時代です。ヨシカワ光器により、綺麗にメンテナンスされています。
e0208718_123810.jpg
接眼部側。バヨネット部は国立科学博物館の20cmから共通と考えられ、カメラのFマウントより歴史は長いです。
e0208718_194830.jpg
駆動部BOXです。
e0208718_1142340.jpg
解説パネルの写真です。彦根気象台に導入され、その後1970年に地元の彦根東高校に移設されたという経緯ですが、1977年当時の写真ではハンドルがついていることから、重錘式であったことが推測されます。しかし、2013年の写真ではハンドルが消えていることや、駆動部BOX写真にて配線が出ていることから、電動式に変更されたと推測できます。
e0208718_061431.jpg
銘板になります。
e0208718_23434533.jpg
解説パネル その1
e0208718_1272499.jpg
解説パネル その2
より詳しい解説は、天体望遠鏡博物館のHPにもあります。
[PR]
by Starlight_365 | 2016-05-08 01:29 |  ・ニコンの望遠鏡 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://astro365.exblog.jp/tb/24362539
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
ブログトップ