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7/24にリニューアルされてから、新たに20cm屈折が展示されるようになったようです。また、宇宙関連のパネルも以前より大きくなっています。



「ニコン(当時:日本光学工業)が東京天文台(現:国立天文台)などの専門家の意向を取り入れて開発し、1965(昭和40)年に発売開始。」


案内板によれば「1970(昭和45)年に製造され、2009(平成21)年まで徳島市立高等学校でクラブ活動などに使用された。」と記載あります。
Fisheye-Nikkor 6mm f/2.8で180°超えの220°天球儀が見られます。天球儀は天球の外から見た星座配置に変換されますが、今回の天球儀は地上から見慣れた配置になっています。









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中央道伊那ICから権兵衛トンネルを抜け、国道19号を南下し、県道20号から山道を駆け上ったところに東大木曽観測所があります。現時点での施設の正式名称は『東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター木曽観測所』とのことで、漢字が27文字あります。
HPによると通期で午後より望遠鏡と展示室の見学が可能です。今回の掲載は、過去何度かの一般特別公開での写真を交えて紹介します。




長嶋茂雄氏が「巨人軍は永久に不滅です」と引退表明したのがこの年の10/12で、そういう時代にできた望遠鏡です。ちなみに同じ日に中日が優勝だったとのこと。







これは試作のため一列分しかありませんが、Tomo-e Gozen projectではXY8x12列分の配置で実視野9°相当を得る予定とのことです。その視野は10x50WX双眼鏡と同等の視野で、かなりの広視野であることがわかります。CMOS間は写らない領域が出るのですが、そこはアマチュアの撮影と同じようにモザイク撮影するのだそうです。





メインの105cmシュミット望遠鏡。
補正板径1050mm、主鏡径1500mm、焦点距離3300mm、F=3.1。シュミット望遠鏡の場合、補正板径で語られるのですが、主鏡サイズは、当時国産最大の直径150cmあります。



その頃の様子を伝える写真が国立天文台アーカイブ新聞804号(pdf)、825号(pdf)、826号(pdf)、870号(pdf)に掲載されています。




















天文月報バックナンバーに105cmシュミット望遠鏡の記事があります。
1973年10月表紙、1973年10月
1975年1月その1(pdf)、その2
天文月報1994年8月(pdf)

前回訪問から1年たちます。以前の報告は以下です。
その1 その2-1 その2-2 その2-3 その3

1967年(S42.10) 15cm 鏡筒SN:1502 赤道儀SN:2010 高知県青少年センター
1972年(S47.12) 20cm 鏡筒SN:2020 赤道儀SN:2015 斐太彦天文処
1970年(S45.07) 20cm 鏡筒SN:2003 赤道儀SN:1015 徳島県立総合教育センター
表面からだとパネルなどでごちゃごちゃしているため、裏面側からの撮影許可を頂きました。

8cm屈折赤道儀のピラー脚タイプが2台さりげなく裏側に置かれています。


ちなみに天文ガイドの広告を見ますと各鏡筒の発売日は以下です。
10cmED 1980年4月15日
6.5cm 1983年11月10日
6.5cmED 1984年3月
8cmED 1987年5月
販売中止は1991年2月となっていました。
11cm屈折赤道儀が後ろの方に行ったのは残念です。


右側のダージリン・フェスティバルというのも編集時に初めて気づきましたが、その当時は気づかずマニアはそのまま「エスカレーター下る」に従いました。
50人を想定したイベントでしたが、ざっとその3倍の方が来られたようで、凄い熱気でした。基本的にはおじさんばかりですが、天文趣味と比較すれば女性や若者も一定数いたことに、写真・カメラ趣味の層の厚さを感じました。

フォト工房 キィートスさんに伺ったついでに撮影。
N遊び、Z遊び、N遊びと交互に秋波がやってきます。どちらの宗派も好き。しかし、L派にはP150と段ボールくらいしか関われていないのが心残り。ついつい中古カメラ屋でゾフォートなら手が届くかなぁと見入ってしまいます。








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4/22に国立科学博物館 筑波地区にて『科博オープンラボ2017』が催され、行ってきました。この科博オープンラボは、HPによれば国立科学博物館 筑波地区での研究活動を広く皆さんに知って頂くための企画で、普段は公開されていない研究スペースを年一回だけ特別公開します。



棟内は撮影禁止のため、当日配布されましたパンフレットを掲載します。

シュミットカメラの場合、50cmというサイズは補正板の有効口径のことを指すので、主鏡サイズは約70cm以上はあったと考えられます。残念ながら主鏡サイズが記載された資料をまだ見つけられていません。左側にある案内鏡は天文月報1968年4月号によれば、10cm屈折、f=1500mmとのことです。

手前にある鏡筒は20cm屈折で、途中から搭載されたとのことです。 シリアルナンバーは201027で、浜松市天文台の次の番号であることから1982年頃に搭載されたと推定されます。浜松市天文台がアポクロマートであったこと、旧20cm屈折赤道儀もアポクロマートであったことからこれもアポクロマートだと推定します。
ちなみに、60cm反射赤道儀の写真などはWeb上でも見かけませんが、倖田來未 / love across the ocean(You Tube)のプロモーションビデオ中の1min35secあたりから見ることができます。貴重な動画です。